知らずに選ぶと後悔!マイホームの落とし穴

用途土地によって住環境は大違い!
用途土地によってどのようなことが違ってくるか簡単にまとめてみました!

第一種住居地域

住居の環境を保護するための地域。3000m²メートルまでの中規模の店舗や事務所、ホテルなどの建築ができる。地域以外の人の出入りが多いのも特徴。
住居快適度 ★★★★☆

第二種住居地域

10000m²メートル以下の店舗、事務所、パチンコ、カラオケ店、ホテル等の他、環境影響の少ない小規模工場も建設可能。娯楽施設の相応問題が懸念される。
住居快適度 ★★★☆☆

第一種低層住居専用地域

2階建て程度の低層住宅の良好な住環境を保護する地域。診療所、小学校、小規模な店舗、併用住宅も建築可能。2階建てまでの住居環境◎
住居快適度 ★★★★★

第二種低層住居専用地域

主に低層住宅の良好な住居環境を保護する地域。小学校、コンビニなど150m²以下の店舗が建てられる。コンビニの騒音問題に注意。
住居快適度 ★★★★★

第一種中高層住居専用地域

3階建て以上の中高層住宅の良好な住居環境を保護する地域。大学、病院、500m²以下の店舗などが建設できる。病院など、人の集まる施設もあることが特徴。
住居快適度 ★★★★☆

第二種中高層住居専用地域

病院、小規模スーパーなど、便利施設の建設は認められているが、1500m²以上の大型店舗や事務所などは建設できない。人の出入りが多くなりがち。
住居快適度 ★★★☆☆

準住居地域

道路の沿道を生かした店舗、小規模の映画館、倉庫、住環境を悪化させない小規模工場などの建設ができる地域。利便性と居住環境の調和〇
住居快適度 ★★★☆☆

この様に用途土地により様々な特徴がある。

マイホームの落とし穴にも気を付けて頂きたい。

用途土地を知らずにいると大変なことに!

事前に調べることが大切

現在、低層住宅のみの地域でも、用途土地が低層住宅専用地域以外は今後、大きな建造物が建つ可能性がある。日照、景観が悪くだけでなく、人の出入りが増えれば安全面の問題も。現状の見た目で判断するのは厳禁!!

住みたい地域の環境を把握することから始める
日照は騒音問題が少ない閑静な住宅街に住みたい人もいれば、百貨店が多く利便性の高い商業地区に住みたい人もいる。居住環境として選ぶ条件は人それぞれ違うものであるが、いずれにしても大切なのが、「用途土地」を確認する作業である。
都市計画法の一つとして定められているのが、用途土地だ。工業専用地域以外の地区に住居を建てることができるが、用途によって環境はまちまち。たとえ現在は何もない閑静な地域であっても、大型商業施設を建てることが許された地域、もしくは隣接する地区であれば、将来さまざまな問題に悩まされる可能性もある。例えば、大型スーパーが近所にできた場合、買い物には便利だが、地域以外の人の出入りが増えるために、防犯、騒音の問題が生じてしまう。
また、3階建て以上の住居を希望する場合にも、建築可能な地域かどうか確認が必要だ。
以上2つの点で、居住を希望する地域と周辺の用途土地を把握することが必要不可欠となる。