中古物件は適正価格をベースに交渉する


個人が売主の場合適正価格より高い?
中古の戸建ては、売主が個人の場合がほとんどで、土地の相場よりも高いこともある。レインズ等で公開されている取引事例を調べ、相場になるまで交渉しよう。

レインズとは?

土地の適正価格を分析できるシステム
レインズとは不動産情報交換のためのコンピューターネットワークシステム。不動産業者が加入しており、膨大なデータ量があるため、その土地ごとの相場も調べることも可能になる。

●マイホームの落とし穴●
売れ残りには副がある?
価格が下がった理由を必ず確認しよう!

コの字型の小規模分譲の場合、南向きの物件は人気が低く売れ残りやすい。最後の一棟であれば価格交渉はしやすいが、その際、洗濯物が丸見えになるなどの売れ残った理由も納得しておかなければ、購入後の後悔に繋がる。
売れ残りにはそれなりの理由がある。
例えば「間取りが悪い」「日照りがよくない」「地盤がゆるい」など。

中古・新築それぞれの交渉術を押さえておこう!
希望の物件は見つかったが、予算オーバー。残念だけれど諦めるべきだろうか。いや、正式な契約を結ぶ前であれば、価格交渉を行うことは可能だ。
新築の場合、売主は分譲会社であることが多く、特定の申込書に希望金額を記入することで交渉を受け付けてくれる。
特にねらい目なのが、長期間売れ残った物件や区画の中で売れ残った物件。または、決算前や施工会社に返済が始まる時期は、売主は現金収入を欲しているので、交渉がしやすくなる。
中古物件は、売主が個人である場合がほとんど。適正価格を把握していない、もしくは個人的な事情で相場より高いことがあるので、仲介業者を通じて適正価格を調べてから交渉に臨んだそうがいい。相場より安く買うのは難しいが、適正価格で購入することはできる。
いずれの場合も、不動産業者が大事。「まだ買うのは先だけど‥‥」と、前もって相談し、取引事例をもらえる関係を築いておくとスムーズに交渉が進みやすいはずだ。

プロの結論!
価格交渉はまずやってみることから
□本気で買う時のみ交渉を □本当に欲しい物件か確認
売り主の背景を知り交渉を狙う
価格交渉は、購入を前提とした場合に行うもの。購入意思がない交渉は相手にも失礼にあたる。交渉の時期も大切。売り主の背景を知り、現金収入が欲しい時期を狙うことで希望価格に近づけられることも。